拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 さて、令和5年3月25日(土)に「腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2023」を、日経ホールで開催することとなりました。本フォーラムには、毎年、多くの皆様に参加いただき、腎臓病の栄養管理、食事療法、代謝異常について、熱心に討議をいただいております。

 近年、予防医学の重要性が広く認識され、腎臓病領域では透析導入予防が求められています。そこで、山縣邦弘先生(筑波大学医学医療系臨床医学域腎臓内科学)をお招きし、FROM-J研究(かかりつけ医における慢性腎臓病診療プログラム)の長期効果について特別講演をいただきます。

 教育講演1では辰巳佐和子先生(滋賀県立大学)より“栄養代謝面から見た最新のCKD栄養指導”について、教育講演2では石川祐一先生(茨城キリスト教大学)と水内恵子先生(池田バスキュラーアクセス・透析・内科)より、“うまく栄養指導を続けるための心理アプローチ”について、管理栄養士および看護師の立場より講演をお願いしました。

 さらにミニシンポジウムでは、「糖尿病性腎症重症化予防プログラムの現状と課題」を市川和子先生と企画し、各地区における実際の取組について、管理栄養士のかかわりを含めてご報告いただきます。

 一般演題につきましては。特にテーマを定めず、腎臓病と栄養、食事に関する演題を募集いたしますので、ふるってご応募いただけると幸いです。現在、対面での開催を予定していますが、新型コロナウイルス感染症の影響によってはハイブリッド、あるいはWEB開催となる可能性があります。

 実り多き大会になりますよう、多くの皆様の参加をお待ちしております。

謹白

2022年11月吉日

腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2023
大会長 加藤明彦
浜松医科大学医学部附属病院 血液浄化療法部 病院教授