日時:2016年3月26日(土)
会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3F)
参加費:3,000円(学生¥1,000※要学生証提示)

腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2016 大会長
 熊谷裕通
(静岡県立大学食品栄養科学部栄養生命科学科 教授)

 腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2016は、平成28年3月26日(土)に、日経ホールにて開催される運びとなりました。本フォーラムには、毎年、医師・管理栄養士を中心に多数のご参加をいただいて、活発な議論が行われております。これは、腎臓病治療における栄養管理・食事療法の重要性が認識されるとともに、エビデンスが不十分でまだまだ議論が必要なテーマであるからと思われます。

 我が国では、諸外国には見られないような高齢化社会が到来していますが、腎臓病の患者も同様に高齢化が進行しています。高齢者では、健康寿命を延伸させるためにサルコペニアやフレイルの予防が必要になります。腎臓病や透析患者の予後やQOLを改善するためにも、栄養状態を改善し、運動機能を維持することが必要です。腎臓病や透析の食事療法では、たんぱく質や、リン・ナトリウム・カリウムの制限が必要なことも多いですが、これらの制限とサルコペニアやフレイルの予防とをどう折り合いをつけて、正しい食事療法を構築するのか、十分な議論が必要だと思います。

 このような現状を踏まえ、今回の特別講演では、筋機能を維持するためのアミノ酸栄養の重要性について下村吉治先生にご講演をお願いしました。また、食を通じてQOLの向上を考えるきっかけにしていただこうと、料理研究家の宮成なみ先生に、美味しい減塩!香りの魔法についてのお話を伺う予定です。

 保存期慢性腎臓病、透析、その他、腎臓病と栄養・代謝・食事療法に関する演題を、臨床・基礎を問わず広く募集いたしますので、奮ってご応募いただきますとともに、多数のご参加をお待ち申し上げております。

腎臓病と栄養・代謝・食事フォーラム2016
大会長 熊谷裕通 (静岡県立大学食品栄養科学部)